2インチNaIプローブ+50mm鉛遮蔽による測定キット
いきなり、私文。
さて、今回の勉強会は、大きくわけて2つの内容でした。
- 長岡市民放射線測定会の近況報告
- FUIJapan製測定キットの測定講習会
■ 長岡市民放射線測定会の近況報告
- (仮名)渡辺初雄学ぶ福島原発事故 出版に向けての準備状況
- エステー簡易測定器にようる市民空間測定の報告
- 真夏の屋内退避実証実験について
■ FUIJapan製測定キットの測定講習会
はっきりいって、測定器の初期設定を行ってしまえば、測定するのは簡単です。
小学生でも簡単。ただし、測定結果をみて、測定したものがどのような状態なのかを判断するのは難しい。つまり、高いとか低いとかの単純な問題じゃないのです。場合によっては、
- 福島原発事故による放射線なのか
- チェルノブイリ原発事故による放射線なのか
- はたまた、核実験時代の放射線の可能性もある。
- さらに、自然の中の放射線の可能性もある。
これらを判断するのは、少し難しい。
とはいえ、少しの場数と少しの慣れと正しい基礎知識があれば、恐れるほどではないです。
この日、参加者のほどんどが、身内でした(まぁ、良いでしょ。込み入った内容も多々あったので、ある意味意図的?)。長岡市民放射線測定会には、今回使ったセットが一式あるのですが、上手く活用されていません。
これには、いくつか理由があるのです。50万近くもするのに(;^ω^)。。。
- 積極的に測定を継続しようとする人材がいなかった。
- 測定データの公表に対して、意見がわかれた。
- 測定技術について、無知であるがゆえにほったらかしておいた。
- 少し離れている地域の方に貸し出していた。
正しく、理由を考えると、もっと複雑なのですが、おおよそはこんな感じ。
そこで、今回は、私たち有志が自分たちで測定し続けることはできるのか?とうことを最大の焦点として、講習会を開催しました。
私自身。これまで、高木仁三郎基金が主催する「市民科学者による放射線測定室の集い」に幾度か参加してきました。その中で、たびたび、議論になる測定に関する問題があります。
それは、測定データを分析するソフトについてです。
簡易的な側的ではなく、「NaIシンチレーション検出器」を使ったもの(例えるのなら、簡易測定器が軽自動車なら、NaIシンチレーション検出器は、レーシングカーみたいなもの。ちなみに、ガンマ測定器はF1マシンみたいなもの)は、測定器とパソコンをつなげて、測定データをパソコン内の分析ソフトで分析する必要があるのです。その分析器の多くは、測定器メーカーが提供しているものなのです。
これが、なかなかの曲者。はっきり言って、測定器の性能を決める重要なブラックボックス。素人的な判断だと、出てきた数値を分析するだけなのだから!と思うじゃないですか。私も思いました。
それが、メーカーによって意図的に「高く出過ぎないように!」とか、変てこなチューニングがされている様子。チューニングといわずとも、分析の仕方に統一規格がないのです。
つまり、同じものを測定しても、測定器よって結果が変わってくる問題が起こるのです。
当然、市民測定所の人たちも、これについてメーカーに問い合わせるのですが、企業秘密のところも多く容易に返答がいただけないようです。さらに、ソフトの改良に対しても否定的な会社が多いとのこと。
その点。全部、開けっぴろげなのがこの『FUIJapan』。この会社となら、放射線測定。積極的に取り組んでも良いかな。と感じた講習会でした。
講習会のあとの様子
関係首脳陣と別の取り組みについての意見交換をしています。この段階で、私の壁の花となってしましました。